「着地型旅行」をさらに推進するために
全国旅行業協会は、10回目となる国内観光活性化フォーラムを和歌山県で開催する。
和歌山の豊かな自然や文化、歴史の魅力を存分に感じていただくとともに、熊野古道の世界遺産登録10周年の記念すべき年を迎え和歌山の観光素材の発掘に協力することが目的。全国旅行業協会が「着地型旅行」を積極的に推進し、国内観光の活性化による地域の振興と、観光立国の推進に貢献するための事業の一環として実施される。
地域振興のための「地旅」も紹介
今回のテーマは「観光振興と未来の創造!」。
記念公演には芥川賞作家の辻原登氏を招く。また、続いて実施されるパネルディスカッションでは、和歌山県知事の仁坂吉伸氏、全国旅行業協会会長の二階俊博氏、また、官公庁長官の久保成人氏をはじめ、中国の国家観光局の代表者、また、韓国のアシアナグループの会長など、そうそうたる面々が集う。また、日本経済新聞の論説委員長を務める芹川洋一氏や、ロンドンオリンピックの女子体操日本代表、田中理恵氏も参加する。
また、日本の祭りを一堂に集めた「地旅博覧会in和歌山」も同時に開催される。
地旅とは地域振興を目的に、地元の協力で企画した旅行商品で、その土地ならではの風土や食、文化、さらには人とのふれあいを体感できる旅。このたびの博覧会では、高野山や熊野古道を巡る旅や、早春の南紀の花々や温泉を楽しむ旅、梅の里を訪ねる旅など、様々な体験観光を楽しむことができる。地元の人との交流会も予定されている。また、フォーラムの当日には、地旅大賞が表彰される。
さらに観光立国和歌山宣言を採択して、閉会となる。
フォーラムは1日のみの実施予定。詳細は全国旅行業協会のホームページを確認してほしい。

全国旅行業協会 国内観光活性化フォーラムのお知らせ
http://www.anta.or.jp/10th_forum/