市民集会の開催
日本弁護士連合会では、2014年2月に東京で子どもの手続き代理人制度についての市民集会を行う。
この集会では、家事事件で、子どもが参加して意見を述べることの意義と、活用を進めるための議論を深めていく。
市民集会開催の背景
家事事件手続法が2013年1月1日に施行されて、子どもが自らに関係する家事事件の申立てをしたり、両親間の紛争に利害関係参加する場合などに、家庭裁判所が子どもに手続代理人を選任する等の「子どもの手続代理人制度」の運用が開始された。
各地で今、子どもの手続代理人制度への対応が進められている。
開催について
市民集会の開催日時は2014年2月8日(土)13:30~16:30。場所は、東京都千代田区霞が関にある弁護士会館2階講堂「クレオ」Aで行われる。参加費は無料で、事前の参加申し込みは不要となっている。
市民集会の内容
「子どもの意思を尊重することの意義・重要性について」と題しての講演を立命館大学の二宮周平教授が講師として行う。
子どもの手続き代理人の活動報告やパネルディスカッションが予定されている。パネリストは、 立命館大学の二宮周平教授、 NPO法人Winkの新川明日菜氏、日弁連子どもの権利委員会幹事を務める安保千秋弁護士で行われる予定となっている。
子どもの手続き代理人制度とは
今回日本で新設された子どもの手続き代理人制度は、ドイツの手続き補佐人の制度にならったものだ。子どもの手続き代理人は、父母の離婚の際などに、子どもの現状を配慮しつつ手続きの進行に対し、子ども立場から提言できるもの。
報酬負担の問題など、改善されるべき課題も残っているのが現状だ。

日本弁護士連合会
http://www.nichibenren.or.jp/