大きく変わる子育てをめぐる環境
一昨年に「子ども・子育て関連3法」が成立し、昨年より「子ども・子育て会議」が開始された。同会議では公定価格や利用者負担のあり方等、各種基準についても検討が進められ、あわせて、新たな認定こども園にて運用される「幼保連携型認定こども園保育要領(仮称)」の検討も進められており、保育をめぐる状況は大きく変わろうとしている。
(画像はホームページより)
とはいえ、児童福祉施設である保育所に求められる「子どもの育ちを支える役割」に変わりはなく、保育士には多様な保育ニーズへの対応が求められるほか、地域全体に向けた一層の子育て支援を担う役割はいっそう拡大するばかりだ。また、さらなる保育の質向上へ取り組む必要性は言うまでもなく、保育士等への負担増加に即した職場環境の改善も推進する必要、さらに、社会や地域からの理解も欠かせない。
理論と現場の取り組みをつなぐ
こうした中、各都道府県・指定都市保育士会組織のリーダーが、より適切に会員をサポートし、組織力の向上を図ること、また相互の情報共有や意識統一を進めることは非常に重要な意味を持つ。今回のセミナーはこのような目的のもとに開催される。
プログラムは研究者による講演や、保育の各分野で活躍する保育士の報告、また、セミナーの2日目にはグループ討議も予定されている。最新の制度の動向や保育士会の取り組みについて、また震災に関する報告も予定されている。
参加には申し込みが必要。詳細は同会のホームページを確認してほしい。

全国保育士会 都道府県・指定都市保育士会正副会長セミナー
http://www.z-hoikushikai.com/kikansi/siryo/