安心して出産・育児ができる環境づくりを図る
近年、行政や地域などにおいて、女性が子供を産みやすく、また育てやすい環境づくりをめざして、産前産後をサポートするための人材の養成や研修、支援体制の組織化などに関する取り組みが広がってきている。
(画像はホームページより)
こうした社会的な状況に対応するため、妊娠から出産、産褥の基礎知識をはじめ、妊産婦支援と新生児に対する育児支援に関する基礎的な知識・技能について、教育訓練ガイドラインに基づく日本医療教育財団が認定する産前産後ヘルパー技能認定事業の実施を通して、女性が安心して出産・育児ができる環境づくりを図ることした。
この産前産後ヘルパー技能認定とは、妊産婦に対する身体的・心理的・社会的支援の知識と新生児の育児支援に関する知識および技能レベルを評価、認定することによって、妊産婦を取り巻く社会的環境の向上を助けることを目的としたものである。
課程修了による技能認定
産前産後ヘルパー技能認定は、承認を受けた教育機関で一般財団法人日本医療教育財団が定めた所定の教育訓練ガイドラインに適合するカリキュラムで技能を習得し、当該教育機関の実施する修了試験に合格した方に対して技能認定する。
その修了試験を受けるためには3000円の認定料を払う必要がある。試験は学科で資料持ち込み可能で択一式の出題形式で60分の試験となっている。出題範囲としては「産前産後ヘルパー技能認定申請資格に関する教育訓練ガイドライン」より出題される。出題数は7項目で25問出題。得点率が90%以上で合格となる。

一般財団法人 日本医療教育財団
http://www.jme.or.jp/index.html