日建学院より今年度の総評
株式会社建築資料研究社が運営する日建学院が、平成25年度2級土木施工管理技士試験の結果について発表した。
(画像はホームページより)
学科試験について
学科試験の合格者は受験者数28,660人中15,741人で、合格率は54.9パーセントとなり、前年を1.7ポイント上回った。
前年と比較すると、過去問をもとにしてアレンジされた応用問題が9割と多く出題された。この過去問ベースの問題が増えたことが、合格率アップの要因と考えられる。今回の学科試験では、過去問を解くことにより得られる基本知識が着実に習得できていたかどうかが、合否のポイントになったと思われる。
実地試験について
実地試験の合格者は受験者数30,044人中12,016人で、合格率は40.0パーセントとなり、前年を16.1ポイントと大きく上回った。合格者数も前年のほぼ倍という結果となっている。
経験記述における出題テーマが管理全般に関する内容だったため、現場での経験に基づいてしっかりと事前に文章をまとめていれば、比較的容易に解答できたようだ。
その他の記述式問題では、学科試験と同様、過去問ベースの問題が8割程度と多かったことから、過去問を中心とした学習を繰り返し行っていれば、やはり比較的容易に解答できたと思われる。さらに、技術者が不足しているという現状もあり、実地試験の合格率が大きく伸びたものと考えられる。

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