2月に東京で開催
日本語教育学会は、2月22日(土)に早稲田大学で、漢字学習指導について「第49回研究会」を、 JSL漢字学習研究会が開催すると発表した。
(画像はホームページより)
参加には、資料代として500円が必要となっている。参加申し込みが、必要で、先着順に受け付けされる。発表終了後には、参加者同士の交流の場として、17時45分まで会場が開放される。
研究会の内容
キルギス国立総合大学・元上級講師のヴォロビヨワ・ガリーナ氏による「非漢字系学習者の文字認知特性に適合した漢字教材の開発」について。非漢字系日本語学習者の漢字学習の問題点について検討し、漢字教材の分析及び、漢字教材の開発について発表する。
国際交流基金日本語国際センターの濱川祐紀代氏による「日本語非母語話者教師を対象にした漢字科目の実践報告-漢字学習ストラテジーに焦点を当てて-」では、国際交流基金日本語国際センターで行われている、現職の日本語教師を対象とした6カ月の教師研修で実施された漢字科目の実践報告が行われる。
北海道情報大学情報メディア学部の飯嶋美知子氏による「マインドマップを掲載した漢字教材を使用しての漢字授業-語彙習得から作文へ-」では、マインドマップを掲載した漢字教材を使用した漢字授業の実践報告が行われる。
立命館大学大学院言語教育情報研究科日本語教育学プログラム M2の山田祐也氏による「中国人日本語学習者に対する効果的な漢字読みの呈示方法の検証-文字入力と音声入力の観点から-」では、中国語を第一言語とする学習者に対して、漢字の日本語読みのインプット方法として「振り仮名」の有効利用方法を検討する。
東京外国語大学留学生日本語教育センターの善如寺俊幸氏による「漢字系統樹2800とそれを利用した漢字学習」では、常用漢字を含む2800字弱の漢字について,字源に基づき系統的にグループ分けした一覧表を披露し、漢字の字形構造の仕組みを解説する。

日本語教育学会
http://www.nkg.or.jp/index.html JSL漢字学習研究会
http://jsl-kanji.com/研究会(案内)
http://jsl-kanji.com/event/20140222.html