子どもが豊かに育つ保育の実現をめざして
全国保育士会は「子どもが豊かに育つ保育の実現」をテーマとして、研究大会を開催する。
子どもと家庭をめぐる環境が著しく複雑化・多様化している今日においては、保育所および保育士には、今まで以上に高い専門性が求められている。国では昨年に成立した新法を踏まえ、具体的な制度の検討が進められており、大きな変革期を迎えている。また、東日本大震災の発生を受けて、被災地への支援とともに、全国の保育所における災害発生時の対処、特に子どもの安全確保や地域との連携など、継続的に取り組む必要のある課題も明らかになっている。
こうした状況を踏まえ、ひとりひとりの子どもの育ちを保障する制度・環境構築や、より質の高い保育実践のため、同大会が実施される。
被災地の保育園を視察する企画も
47回目を迎える今回は、11月7日(木)~8日(金)の2日間の日程で、岩手県盛岡市を会場として実施する。
第1日目は保育士会会長の上村初美氏による基調講演や、すえもりブックス元社長の末盛千枝子氏による記念講演があり、第2日目は8つの分科会と特別分科会、さらに開催地企画の分科会も開かれる。開催地企画の分科会では、現地の保育士の案内により、発災直後の様子について話を聞くほか、被災した保育所の跡地の視察も予定されている。
詳しい企画の内容や申し込み方法など、詳細は開催要綱を参照されたい。申し込みは8月30日(金)の締め切り。
全国保育士会
http://www.z-hoikushikai.com/全国保育士会研究大会開催要綱(PDFファイル)
http://www.z-hoikushikai.com/47taikai/zenkoku47.pdf