色に関する知識や技能を身につける検定試験
色に関する幅広い知識や技能を問う「色彩検定試験」の受験申込受付が開始となった。
1990年から実施されている同検定は、20年を超える実績を誇り、志願者数の累計は120万人を突破した。従来、「感性」だけによると思われていた「色に関する知識や技能」を理論的、体系的に学ぶことにより、「理論に裏付けられた色彩の実践的活用能力」を身につけることができる。2006年より、文部科学省の後援する「技能検定」として実施されている。
1級の試験は冬期のみの実施
検定試験は、1級、2級、3級の3種類。このうち、2級と3級については、夏期および冬期の2回、試験が実施されているが、1級については、今回の冬期のみで、1次試験の通過者に対して2次試験が実施される。3級はマークシート方式のみで、2級については一部が記述式、また、1級については記述式と実技の双方が盛り込まれている。合格ラインはいずれの級も満点の70%前後で、隣接級の併願受験も可能となっている。
受験者は、小学生から年配者にいたるまで、多様な人々が受験する、生涯学習の名にふさわしい検定試験となっている。また、高校や短大、専門学校生などの学生が多いのもひとつの特徴ではあるが、近年では、インテリアやファッション、グラフィックのデザイナーや、販売、企画、事務を職業としている人も受験しており、実に幅広い。
詳細はホームページで
申込方法は、インターネット、書店、郵送のいずれか。申込方法によって締め切りも異なるため、詳細は同協会のホームページを確認してほしい。

色彩検定協会
http://www.aft.or.jp/