監査について総合的に学ぶ
監査役や監事に求められる役割は、近年いっそう増しているが、そうした中、金融庁は平成25年度の監督方針・金融モニタリング基本方針を公表した。方針においては、金融機関の実態や課題の把握に努めることが示されている。
今回のセミナーでは、この方針に基づき、監査役・監事としてどのようにリスク管理体制を整備するか、業務監査の実務に反映するか、さらに、目前に迫るFACTA(米国外国口座税務コンプライアンス法)の動向と監査のポイントについて学ぶ。
新任担当者からベテランまで参加可能
セミナーは一日のみの開催で、三部構成。
第一部では、金融庁の方針を踏まえた態勢整備上の留意点という視点から、専門の弁護士が基本的な考え方や金融庁の求める役割についてなど、解説される。
第二部では、FACTA(米国外国口座税務コンプライアンス法)の動向について、その背景から概要、実務の対応と監査のポイントなど、総合的に学ぶ。講師は大手監査法人の専門の担当者。
第三部では、「監査役・監事に求められる内部統制と、監査役監査」と題して、内部統制・監査の専門家が講演する。高度化するリスク管理と内部統制の新原則について、また、監査業務の実務について、さらには、不正を防ぐための仕組みや対策について学ぶことができる。
新任の監査役・監事はもとより、業務に精通した人にとっても、大いに役立つ内容ということができるだろう。
参加定員は50名で事前の申し込みが必要。申し込み方法等の詳細については、同会のホームページを確認してほしい。
金融財政事情研究会
http://www.kinzai.or.jp/seminar/