名古屋で開催
外国語発音習得研究会は、名古屋で3月に、日本語音声習得について「第4回外国語発音習得研究会」を、参加費無料で開催する。研究会は、2014年3月21日(金・祝)13:00~17:30、名古屋大学大学院国際開発研究科8階の多目的オーディトリアムにて開催される。
(画像はホームページより)
「外国語発音習得研究会」とは、外国語学習者が、学習している言語の発音をどのように習得するのか、また習得が難しい場合には、どのような指導法が有効であるのかを、実際の音声データをもとに考えていく研究会だ。
これまで、第1回が金沢で、第2回が札幌で、第3回はハノイで開催されている。4回目となる今回は、名古屋で開催され、日本語音声習得を中心とした講演、発表、実践報告を行う。
研究会の内容について
神戸大学の定延利之氏による「日本語学習者の文節単位発話を幼稚に響かせないためのつっかえ利用」と題した基調講演が行われる。
続けて、「学習者の日本語の語アクセントと発音の特徴―スワヒリ語・イタリア語話者によるデータを中心に―」、「ベトナム語と日本語の音声における喉頭調節と音声習得上の問題点」、「ドイツ語母語話者は無声化母音をどのように知覚しているか」についての3つの研究発表が行われる。
実践報告・討論会「アニメ・ドラマを用いた日本語音声指導の可能性」では、「日本の教育機関における実践―金沢大学における音声コミュニケーション指導―」と「海外の教育機関における実践―プリンストン大学における韻律指導を中心に―」と題した実践報告、そして討論が行われる。
最後には、軽食による懇親会が予定されている。懇親会の参加には、会費1,000円を用意してほしい、としている。3月16日(日)までに、外国語発音習得研究会のページからの申し込みが必要となっている。また、この研究会については、日本語教育学会の研修のページでも紹介されている。

外国語発音習得研究会
https://hatsuon.org/研究会(案内)
https://hatsuon.org/meeting.html日本語教育学会
http://www.nkg.or.jp/index.html