20万人近くが受験する人気の資格
独立行政法人 情報処理推進機構は3月10日、「平成26年度春期情報処理技術者試験」の応募状況についての発表を行った。
春期情報処理技術者試験は、4月20日に行われることになっており、応募者数は、全試験区分の合計で182,569人となった。これは、昨年春期の試験への応募者数と比べ94.2%の割合だ。
試験区分別で見てみると、「基本情報技術者試験」への応募が最も多く、65,141人となっている。「高度試験」区分の中では、5つある分野の中で「情報セキュリティスペシャリスト試験」の人気が高かった。
情報処理技術者試験の概要
情報処理技術者試験とは、経済産業省が認定している国家試験で、情報処理技術者としての一定のレベルの知識や技能を持っていることを証しするもの。
情報システムを利用するユーザーや、システムを構築する技術者としてのプロフェッショナルの知識や技能を向上させ、認定することを狙いとしている。
定められた試験区分の資格保有者は、中小企業診断士、弁理士など、他の国家試験の一部試験免除の特典がある。また、警察が募集する、コンピュータ犯罪捜査官もしくはコンピュータ犯罪捜査官の採用基準の一つとして、この試験の合格を条件としているなど、受験には多くのメリットがあり、大変人気の資格だ。

情報処理推進機構 プレスリリース
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