総合的な知識が問われる資格
独立行政法人情報処理推進機構は4月14日に、平成25年度実施のiパス(ITパスポート試験 )の試験結果を発表した。
ITパスポート試験とは、国家試験である「情報処理技術者試験」の区分の1つで、社会人として求められるITの技術や知識を問うもの。
さらに、基礎的なIT技術だけでなく、経営戦略、財務、法務など経営全般に関しての知識も問われ、この資格は全般的なスキルを持っていることを証明するものとなる。
現在この試験は、CBT方式を採っている。CBT方式とは、ペーパーによる試験ではなく、コンピューターを使ったもの。試験を行う会場で、受験者がコンピューターに解答を入力または選択することで、試験を受ける方法。
昨年と比べ大幅増の受験者
この試験への平成25年度の応募者数は、昨年度と比較して、5,408人増えた。これは比率にして、107.8%となり、大きな増加を見た。
職業別で見てみると、IT系業種が前年と比べ120.7%となり、2割増となった。また、22歳の応募者数が同じく前年比で119.8%となり、こちらも2割近く増加している。
このように、受験者数が大幅に増加しているが、それには就職や転職に有利な資格となっている、という理由がある。最近、企業がこの資格を持っているかどうかを確認することが多くなっており、有用なスキルとしての評価対象となっている。

情報処理推進機構 プレスリリース
http://www.ipa.go.jp/about/press/情報処理推進機構 ホームページ
http://www.ipa.go.jp/index.html