国際的な会計スキルを問う資格
東京商工会議所は5月13日に、国際会計検定(BATIC)の受検申し込み受け付けを開始した。この検定は今回で27回を数え、7月27日に実施される。申し込み締め切り日は6月13日となっている。
国際会計検定とは、国際的に通用する会計スキルを計ると同時に英語力を試す検定であり、企業のグローバル化に伴い現在需要が伸びている資格である。
近年、外資系企業の日本進出だけでなく、国内企業の海外営業所の設置や会社統合が進んでいる。そのため、国内だけでなく世界中で通じる会計基準の利用が進んでおり、この資格の重要性が高まっている。
試験の概要
この国際会計検定のテストは、2分野に分かれている。英文簿記と国際会計理論の2つである。このうち、英文簿記は全員が受検必須となっているが、国際会計理論はそれぞれのレベルに応じて任意となっている。
どちらの試験もマークシート方式となっている。米国会計基準や、国際財務報告基準に基づく公式テキストについての知識を問う問題が出される。
出題は英語で行われるため、英語力も同時に試される試験となる。2つの課目を合わせて1000点満点で採点され、試験結果はこの点数の認定となる。
また、取得した点数に応じて称号が付与され、それにより英語力並びに国際会計のスキルの度合いが計れるようになっている。

東京商工会議所 ニュースリリース
https://www.tokyo-cci.or.jp/国際会計検定 ホームページ
http://www.kentei.org/batic/