節電は心。涼を楽しむ心づかい。
この夏、予想される電力不足。節電が呼びかけられている。夏を乗り切る涼感グッズとして風鈴が売れているという。暑さを物理的にはコントロールすることはできない先人は、風流という心理的面から、夏の蒸し暑さを楽しむ知恵をもっていた。
日本の伝統文化、茶道。夏の暑さを乗り切るためにさまざまな工夫がされている。お茶室の入口には打ち水を。夏は御簾にかえ、床の間には涼を感じさせる掛け軸がかかる。茶菓子は口あたりの良い物が出され、湯をそそぐときは流れる音で涼感をイメージさせる心づかい。
茶道の大成者千利休は「茶は服のよきように」「炭は湯の沸くように」「夏は涼しく、冬は暖かに」 「花は野にあるように」「刻限は早めに」「降らずとも雨の用意」「相客に心せよ」の七則を問う。わかっていてもできない。茶道の精神は自然体で、季節を受け入れ「もてなし」「しつらえ」の文化である。
茶道文化検定とは?
茶道文化検定(主催:財団法人今日庵 茶道資料館)が今年も行われる。全国18都市。深い精神性と独自の哲学、長い年月をかけて受け継がれてきた茶道の伝統文化、知識を問う内容だ。
第4回「茶道文化検定」試験日と申し込み方法
第4回「茶道文化検定」試験日は平成23年10月23日(日)。
受験申し込みは、平成23年7月25日(月)~8月26日(金)必着。申込方法はインターネットもしくは申し込み書を郵送。
(「実施要項」・「申込から結果までの流れ」・「受験申込」ページ開設は6月下旬予定)
季節と仲良く暮らそう。
茶道文化検定公式ホームページ