公認会計士に合格させると500万円をだまし取る!
7月1日、兵庫県警東灘署が「
長男を公認会計士の試験に合格させる」と、母親から
500万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で男女二人を逮捕したと神戸新聞が報じている。
逮捕された
巖浩行容疑者(49)と、
山口和代容疑者(40)は大手製紙会社の役員と秘書を名乗り、2010年、母親に
「日本公認会計士協会に便宜を図ることができる」「長男の公認会計士試験の合格ラインを下げ、合格させることができる」と、もちかけ500万円をだまし取った疑い。
長男は不合格
しかし、試験は不合格で母親は「
数回の試験で計数千万円を支払った」と話しており、東灘署は余罪を追及するという。
複雑な人間関係
山口容疑者と長男は当時交際中で、その後に結婚した。しかし、長男が合格しないことを不審に思い、母親が昨年11月に東灘署に巖浩行容疑者と
息子の嫁でもある山口和代容疑者を
告訴していた。
巖容疑者は容疑を認め「山口容疑者は私の指示に従っただけ」と供述し、山口容疑者は否認しているという。
長引く不況のため、若者、その親にも就職への不安がつのる社会の状況。少しでも就職を有利にするために資格取得は必須になってきている。
公認会計士は財務省・金融庁が主管し合格者を認定する会計監査の国家資格で難関だと言われている。

日本公認会計士協会
http://www.hp.jicpa.or.jp/神戸新聞
http://www.kobe-np.co.jp