日本穀物検定協会が大豆の豆腐加工適性試験をスタート
大豆加工品の中で豆腐は、付加価値がつけやすく販売単価も高く設定可能なため国内の生産者・加工業者から豆腐加工の適性を調べてほしいという声が高まる中、
日本穀物検定協会が大豆の
豆腐加工適性試験をスタートさせたと農業協同組合新聞が報じている。
日本穀物検定協会は豆腐製造の際、原料大豆の加工適性試験は重要で、加工適性試験(原料大豆から豆乳・豆腐を製造し、その過程での成分分析と製造した豆腐の官能試験を行う)で加工適性を明確に示し、生産者・加工業者の判断基準に協力するとしている。
日本穀物検定協会
昭和27年に設立され、米や麦、大豆など穀物の検査・検定、理化学分析、放射能検査、食味評価などを行い、
お米アドバイザー認定制度などの業務を行っている。
今回の適正試験は大豆の成分分析以外に、その大豆から豆腐加工用豆乳と豆腐(絹ごし)を実際につくり、化学的分析や食味試験などを行うという。さらに通常の加工適性に加えて、機能性や栄養成分、輸入大豆の場合にはGMO(
遺伝子組み換え)であるかどうかの判別、百粒重などの追加試験も可能だという。

日本穀物検定協会
http://www.kokken.or.jp/農業協同組合新聞
http://www.jacom.or.jp