パイロット不足で本物旅客機から訓練用シュミレーターへ変更
国土交通省が近い将来のパイロット不足の懸念から
副操縦士の資格試験の制度を緩和する方針を決めたと8月6日のNHKニュースWEBが報じている。
写真と記事とは関係ありません。
これまでの旅客機の副操縦士の資格試験
国土交通省は、これまで旅客機の副操縦士の資格試験は
約半数を実際の旅客機で試験を行ってきた。
しかし、参入が増えている
格安航空会社などは保有する旅客機が少なく運航自体に影響が出たり、燃料費の負担も大きいとしている。
資格制度を大幅に緩和へ
格安航空会社の参入などで、新しいパイロットの養成が急務で、各航空会社から資格試験の緩和の要望が相次いでいたという。
新たな資格試験は、受験前の訓練は、実際の旅客機を使って着陸時の操縦を十分に繰り返すなどを受験条件としながら、受験者の適性を判断するには
訓練用シュミレーターのみ行うという。
最近の訓練用シュミレーターは性能が良く、適性を判断するうえで問題はないと、国土交通省はコメントし、今年9月中から新しい資格試験制度を導入予定だという。

国土交通省 航空
http://www.mlit.go.jp/koku/index.htmlNHKニュースWEB
http://www3.nhk.or.jp