沖縄での開催
動産評価アドバイザー認定制度は、中小企業の実態を把握し、中小企業が求めるニーズに、的確にこたえる能力を有する、動産評価の「目利き力」を高めることを目的としている。今回、講座及び試験が沖縄で実施される。
企業実態の把握には、決算書の読み取りにとどまらず、その裏付けとなる経営者の経営手腕や在庫、技術力、さらには在庫を含む企業の動産価値の管理状況を正確につかみ、評価する必要がある。
実務を中心とした内容
本講座では、そうした動産を実際に手に取り評価する実践演習を通じて、動産の価値を見極め、企業経営全般を熟知することができる。そして、不動産担保に依存した融資から脱却できる、真の融資担当者を育成する実務的な内容として構成されている。
講師を務めるのは、動産の評価・管理・処分の各実務に精通した、日本動産鑑定の認定講師が務める。また、弁護士や司法書士などの実務家による講義も用意されている。金融実務を取り扱うための幅広い内容が網羅されているといえる。
講座終了後には、認定修了者を対象として、「動産アドバイザー認定試験」が実施され、その合格者には、「動産評価アドバイザー」の称号が授与される。
講座の定員は60名。先着順による受付。申し込み方法などの詳細は、同会のホームページを確認してほしい。

金融財政事情研究会 沖縄動産評価アドバイザー養成認定講座
http://www.kinzai.or.jp/seminar/detail/192