国家公務員採用総合職試験
人事院は、平成27年度の国家公務員採用総合職試験から、外部の英語試験を活用すると平成25年12月27日に発表した。
行政の国際化が進展し、総合職試験の採用者が従事する政策の企画・立案などの業務の遂行に当たり、基礎的な英語力を有していることが望ましいと考えられ、TOEICのスコア等に応じて点数を加算するという。
今回は、総合職試験採用者として必要な英語の基礎的能力を検証することが目的とされている。
活用される英語試験
TOEFL(iBT)、TOEIC、IELTS、実用英語技能検定(英検)の4種類が活用される。
スコア等を有する受験者には、最終合格者決定の際にスコア等に応じて、総得点に15点または25点が加算される。また、基礎能力試験における英文理解は引き続き出題される。
TOEICでは
TOEICでは、600以上のスコアで15点加算、730以上で25点が加算される。平成25年度の総合職試験における総得点は区分によって異なっているが、最高得点が672~838点、合格最低点は、492~566点となっている。25点の加算は、合否ライン付近の受験者にとっては総得点の約5%となる。
試験実施年度の4月1日から遡り5年前の日以後に受験したものが、有効とされる。第二次試験の際に確認することが予定されている。
TOEICテストは英語能力を測るモノサシとして開発された。範囲は英語初級者レベルから、990点というネイティヴスピーカーに近いレベルまで測ることができるテストだ。
誰でも受験出来、海外でも受験可能だ。直近の試験日が2014年3月16日(日)で、申し込み受付が1月6日から始まっている。

国際ビジネスコミュニケーション協会
http://www.toeic.or.jp/