平成26年度春期試験の受付開始
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、2014年1月14日(火)より、平成26年度春期情報処理技術者試験の申込み受付を開始した。
情報処理技術者試験について
情報処理技術者試験は、経済産業省が一定の水準の知識・技能を持つ情報処理技術者を認定するための国家試験だ。
試験の内容は、特定の製品やソフトウェアに関するものではなく、情報技術の背景として知っておくべき原理や基礎となる知識・技能について、幅広く総合的に評価する。
試験区分は、情報処理の基本的な知識・技能を問う「基本情報技術者試験(FE)」、その上には応用的な知識・技能を問う「応用情報技術者試験(AP)」、さらに高度情報処理技術者試験として、各専門分野の知識・技能を問う9つの試験がある。
試験のメリット
企業にとって、社員の中に情報処理技術者試験合格者が多くいるということは、情報処理に関する技術力の高さをアピールできることにつながる。このため、合格者には一時金・資格手当などの報奨金制度を設けたり、採用の際に試験合格を考慮したりする企業も多い。
実際、官公庁や一部地方公共団体の情報システム開発の競争入札参加申請では、申請書の一つに、情報処理技術者試験合格者数の記入を求めている。
また、技術者にとっても、入門的な試験から専門的、総合的な技術まで自身の能力レベルを確認することができ、スキルアップに活用することができる。さらに、合格者は中小企業診断士や弁理士などの国家試験の一部免除制度が受けられるメリットもある。
申込みはインターネットまたは郵送で
試験実施日は、2014年4月20日(日)で、受験料は5,100円。個人・団体とも、それぞれインターネットまたは郵送での申込みができる。申込み方法によって願書の受付期間が異なるので注意が必要。詳しくはIPAのホームページで確認してほしい。

平成26年度春期試験について
http://www.jitec.ipa.go.jp/1_02annai/h26haru_exam.html