沖縄戦、「強制集団死」の日本軍強制の記述復活は?
2007年9月に第二次世界大戦・沖縄戦での「
集団自決」に関して日本軍の強制が有ったとの教科書記述復活を求めて11万人以上が参加した
沖縄県民大会。あれから5年を経た現在、国は未だに
検定意見を見直さず放置していると琉球新報が報じている。
記事と写真とは関係ありません。
集団自決
教科書への沖縄戦・集団自決の記載は幾度も国と争われて来たが、現在は「
集団自決」の記述が教科書に記載されている。しかし
日本軍からの強制の有無については記載されておらず、国は未だに検定意見を見直さず
教科書問題から逃げているという。
沖縄戦では一般住民の1%以上の1000人が集団自決したとも言われ、一部の文献では日本軍の命令で自殺に追いやられたとの見方があり、2011年4月の最高裁判決で強制があったとする
被告・岩波側が勝訴したが、国は教科書問題に正面から向き合う姿勢がないという。
国は歴史問題に正面から向き合え
集団自決を国は日本軍への協力という形にし、軍からの強制の事実があったのか究明する責任を果たさず放置する事は日本の歴史を歪める事になる。
教科書は政治的な思惑に左右されない事実を表記しなければならない。国は歴史問題に正面から向き合い
透明性の高い教科書検定を構築することが重要だという。

琉球新報
http://ryukyushimpo.jp