文化の違いで困ったことは?
外国語教授や留学等、語学に関わるサービスを提供しているベルリッツ・ジャパンは4月20日、全国の書店及びインターネット書店等で「グローバル人材の新しい教科書 カルチュラル・コンピテンスを伸ばせ!」の発売を開始した。
この本は、グローバル人材に本当に必要なスキルについて事例を交えて解説してあり、語学だけでなく文化の違いから発生する問題などに対処する方法などを身につけることを目的としている。
昨今、多くの日本企業がグローバル化を目指し、人材育成に注力する中、語学力以外の部分でグローバルな活躍に必要なビジネススキルが求められている。
このことには、文化の違いを活用する力が大きく関係していることから、この本では「カルチュラル・コンピテンス」に重点を置いて具体的なスキルを紹介している。
問題解決能力を向上させる
例えばメールを送る場合でも、簡素でカジュアルなメールを送る人と社会的慣例や言葉遣いを気にする人とでは「文化」に違いがあり、この違いを上手に解決し、活用しなければどちらが一方が不快感や相手に対して「常識がない」といった感情を持ちかねない。
ここで文化の違いを活用する力「カルチュラル・コンピテンス」が必要になる。
「カルチュラル・コンピテンス」はベルリッツの子会社であるTMC(Training Management Corporation)が開発し各国の組織や個人によって実務に適用されている。
この本では 第1部~第2部の第4章までは、「カルチュラル・コンピテンス」がどういうものかを詳しく説明してあり、第2部の第5章からは、「森山豊」という架空の人物を通し、日本人が海外でビジネスを行っていくうえでどのように「文化」を理解し、対応していったのかという物語に、第3部では、ベルリッツが実際に行った研修の事例を紹介しており、会社が抱える「文化」の問題がより具体的に記されている。
日本はモノカルチャー社会と言われ異質な文化と接する機会が少なかった分、今後のグローバル社会に向けてビジネス文化の異なる人たちとの問題を解決する力を育むためにも、自ら新しい気付きに対するアクションを起こすことが重要になるだろう。
『グローバル人材の新しい教科書 カルチュラル・コンピテンスを伸ばせ!』は1,575円(税込)で通勤時にも読みやすいA5判、全国の全国の書店及びインターネット書店等で購入できる。

ベルリッツ│プレスリリース
http://www.berlitz.co.jp/press/130423.html