食分野での人材育成につながるか
食農共創プロデューサーズは、新資格制度である「食の6次産業化プロデューサー(愛称:食Pro.)」の個人レベルの認定を初めて行った。
この制度は、内閣府が実施する実践キャリア・アップ戦略事業のひとつで、「食の6次産業化」を担う人材の育成を目的としている。この分野で働く人材を育成、認定することで、食分野での新たなビジネス創出を促す。これまでは被災三県を優先して実施されてきたが、今年度から、全国を対象として、認定・認証事業を展開する。
食の6次産業化プロデューサーとは?
農水産物に付加価値をつける事業、例えば商品のブランド化などを行ったり、プロジェクトの管理に携わり輸出への進出など経営の多角化を図ったり、後進の指導を行うなどを行う食分野でのスペシャリストのこと。
この制度では、国が定めた基準によってどのレベルの人材であるかを認定することにより、自分の能力・スキルをPRできる。また、消費者や他の事業者からの信頼性が高まり、ビジネスモデルの発展・拡大が期待できる。この制度によって得られたスキルや経験を通じて、農林漁業従事者が自分の商品の高付加価値化を狙ったり、行政機関で働く人やコンサルタントを行う人が、商品のブランド化を行ったり、アドバイスを与えるなど、様々な方面での効果が見込まれている。

食農共創プロデューサーズ
http://www.6ji-biz.org/