江副式教授法を学ぶチャンス
新宿日本語学校では、今年も日本語教授法の夏期集中講座を開講する。同校の日本語教育の過程で誕生した江副文法と、その実践である江副式教授法は、日本語を母語としない学習者だけでなく、ろう学校等でも日本語習得のために効果があると評価されている。
助詞と動詞を中心とした講座
今回開催される短期集中講座は、同校の日本語教師養成科(1年間)に通学できない人向けに準備された講座。江副文法の基礎から、重箱カードの使い方が紹介され、受講後は、実際に授業で利用できるようなカリキュラムが用意されている。
今回の講座は特に、助詞と動詞の教え方に特化した講義を実施する。「二列の助詞」や、それ以外のいわゆる「助詞」と呼ばれているものについて、また、「タイプ動詞」に関する考え方とその教授法、「反転授業」への試みの説明など、専門的な内容が中心。
全3日間に凝縮
対象は留学生に日本語を教えている人や、日本語教師の仕事に興味のある人。また、ろう学校や特別支援学校の生徒に日本語を教えている人も参加可能はもちろん、江副式教授法に興味のある人も歓迎だ。
日程は、2013年8月2日(金)~4日(日)までの全3日間。受講料は45,000円。講師は同校の校長である江副隆秀氏が務める。申し込み方法など詳細は、同校のホームページを確認してほしい。

新宿日本語学校 ホームページ
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