近年でも難易度の高い試験
総合資格学院を運営する総合資格は、7日に実施された2級建築士学科試験についての分析を行い、発表した。
それによると、新試験2年目となった今年の試験の難易度は、旧試験と比較してどの科目に関しても難易度は高く、非常に難しい試験となった。また、昨年度と比べると、学科Ⅰはやや易しく、学科Ⅱはやや難しく、学科Ⅲは同程度、学科Ⅳは難しいという総評となっている。
また、本年度の合格基準点について次のような独自の分析結果を発表している。
平成25年度学科試験における当学院の独自の分析データを、公開されている合格基準点(各科目とも13点、総得点60点)にあてはめると著しく低い合格率となるため、合格基準点の下げ補正の可能性も十分に考えられます。
(総合資格学院より引用)
このように、あくまで合格基準点を定めるのは試験機関であるとしつつも、基準点の補正を行う可能性が生じるほど、近年では最も難易度の高い試験だったと、総合的に分析している。
新規出題問題が増加
このように今年の試験の難易度が高かった理由としては、「新規出題問題」の増加をあげている。過去11年間の試験で出題されていない内容が、全体で37問あり、全学科を通じて新規出題が見られた。
さらに、出題の傾向として、各科目で、1級建築士レベルの難問が多く、また1級建築士でも出題されていない特徴的な内容も見られるとし、新規内容への対策を勧めている。

総合資格学院
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