優秀作品は特許庁への出願までサポート
日本弁理士会は、文部科学省や特許庁などと共催で、パテントコンテストおよびデザインパテントコンテストを実施する。高校生や大学生の知的財産マインドを育て、知的財産権制度の理解を促進することを目的に開催される。
いずれのコンテストも高校部門、高専部門、大学部門の3部門に分けて実施される。優秀な応募作品には選考委員長特別賞、主催者賞が授与される予定。また、優れた作品に対しては、実際に特許庁への特許出願・意匠登録の出願を行い、権利の取得を目指すこともできる。その際、弁理士のアドバイスを受けることができる上、必要な経費の一部を主催者が負担する。
多彩なアイディアを競うコンテスト
昨年度はパテントコンテストに400件をこえる応募があり、「鍵の開閉を記憶する鍵ホルダー」や「噴出し防止マンホール」などの作品が優秀作品として選ばれた。デザインパテントコンテストに対しては200件をこえる応募があり、「画鋲打ち器」や「ペーパー立て」などの作品が優秀作品として選ばれている。いずれのコンテストでも工業高校や高等専門学校だけでなく、農業高校や大学の生徒・学生も入賞を果たしている。また、高校部門の応募が多いことも共通した特徴だ。
ひとりひとりのアイディアが社会や暮らしをより良くすることに貢献し、新しい未来を切りひらくきっかけにもなる。そんな同コンテストに応募してみてはいかがだろうか。今年度は2013年8月1日(木)から受付開始となる。詳細は主催者のホームページを確認されたい。

パテントコンテスト・デザインパテントコンテストについて
http://www.inpit.go.jp/jinzai/contest/