セキュアなLinuxシステム構築ができる人材育成を
特定非営利活動法人エルピーアイジャパンは、「Linuxセキュリティ標準教科書」(Ver1.0.0)を開発し、インターネット上にて公開した。
Linuxは、サーバOSとして様々なシステムで採用されている重要なOSだが、Linuxの拡大に伴いサイバー攻撃も年々高度化してきており、Linuxにおけるセキュリティの知識を深めることは必須となっている。
そこで、Linuxシステムでの高いセキュリティレベルの確保、また安全なLinuxシステムを構築することのできる人材を育成するために、この「Linuxセキュリティ標準教科書」が開発、公開された。
「教科書」の内容
これは、Linuxセキュリティを学習するために最低限必要な知識を体系的にまとめたもので、セキュアなシステム設計やサーバ構築のスキルを見る資格、「LPICレベル3 303試験(LPI-303 Security Exam)」のための学習にも役立つ。
この教材は9章から成り、「Linuxサーバにおけるセキュリティ基本チェック」や、「iptablesによるパケットフィルタリング」、「セキュリティツールによる改ざん検知と侵入検知」、「セキュリティスキャンツールによる脆弱性のチェック」などの内容が盛り込まれている。
データは、PDFとEPUB形式で配布されており、最新の技術動向に対応するため、随時アップデートがなされる。

エルピーアイジャパン 「Linuxセキュリティ標準教科書」
http://www.lpi.or.jp/linuxtext/security.shtml