未来志向型の公認会計士に求められる役割
日本公認会計士協会は、2014年に実施される第35回研究大会での、発表者の募集を開始した。
今回のメインテーマは「未来志向型、公認会計士の創造力~高品質の先にあるチャレンジング・スピリットが時代を拓く!~」。
日本公認会計士協会の会員・準会員数は、短期間に急速に増加したが、経済状況が停滞する中での増加という事態は、未就職者問題を引き起こした。また、法改正や経済の回復など、外部環境の変化を漫然と待つ業界の姿勢にも問題があったことは否めない。
そうした中にあっても、協会としては、倫理規則やCPE制度によって、会員個々の品質を維持し、品質管理基準によって業務の品質を維持してきた。このように品質が保持されていればこそ、これまでの姿勢を変え、チャレンジング・スピリットを発揮するときに、大きな成果をもたらすものといえる。今回の大会では、こうした経緯を踏まえ、将来を見据えて公認会計士が提供できる新しい価値を探求することが求められている。
会員以外も応募可能
研究発表は、研究論文以外に、パネルディスカッションや特定のテーマに関するフリーディスカッションなど、多様なニーズに合わせて提案することができる。なお、研究論文については、推薦も受け付ける。
10程度のテーマが選考される予定で、2014年の4月までに決定される。応募資格は会員と準会員だけでなく、さらには一般の有志にも開かれている。募集内容の形式や詳細については、同会のホームページを確認してほしい。

日本公認会計士協会 プレスリリース
http://www.hp.jicpa.or.jp/ippan/jicpa_pr/news/