高校などでのLinux教育の普及を目指す
特定非営利活動法人エルピーアイジャパンは、学生向けのLinux/OSS体験セミナー「Linuxを使ってみよう」寄付講座のプログラムを発表した。
エルピーアイジャパンは、Linux/OSS技術者の技術力の認定制度である「LPIC」などを運営し、OSS/Linux技術者の育成を行っている。
現在Linuxは、企業ITシステムや家電製品など多くの分野で利用されているが、高校や高専等ではLinux教育はあまり行われておらず、学生は、IT系専門学校や大学で初めてLinuxに触れるというのが現状だ。
そこで、高校などの教育機関でもLinux教育を取り入れたい、という要望を受けて、エルピーアイジャパンが中学・高校・高専・専門学校・大学などにおいて、Linuxの体験講座を無償で実施するプログラムを作成し、開催することになった。
第一弾は高校生を対象に講座を開催
このプログラムの第一弾として、千葉県立千葉商業高等学校 情報処理部の約40名の生徒を対象に、講座が実施された。
ITの最前線で働く講師が指導し、参加者同士が教え合いながらの実機演習となり、「普段利用しないLinuxについて学習できて、とても良い経験になった。」、「今まで名前しか聞いた事のなかったLinuxについて初めて講義を受けWindowsと何が違うのか、など基礎の部分について学習する事ができた。講義は面白い内容でLinuxについて今まで以上に興味が湧いた。」といった感想が寄せられた。
エルピーアイジャパンでは、さらなるLinux/OSS技術者の養成を目指し、教育機関の要請を受けてこの講座を開催していくとし、同法人ホームページにて問い合わせを受け付けている。

NPO法人エルピーアイジャパン プレスリリース
http://www.lpi.or.jp/news/press/「Linuxを使ってみよう!」寄付講座紹介ページ
http://www.lpi.or.jp/news/event/page/