日本語文法を見える化して学ぶ
新宿日本語学校を運営する学校法人江副学園は、NTTコミュニケーションズ株式会社と協力し、日本語を学ぶ外国人向けに、クラウド型日本語教育サービス「Visual Learning .Japanese(ビジュアル・ラーニング・ジャパニーズ)」の提供を開始した。
このシステムは、カードとジェスチャーで視覚的かつ体系的に日本語文法を「見える化」することを目指した日本語教育メソッドを活用して作られたサービス。同校の江副隆秀校長の研究成果にもとづいている。
オンラインとオフラインの双方で学ぶ
「Visual Learning .Japanese(ビジュアル・ラーニング・ジャパニーズ)」はカードとジェスチャーによって日本語を学ぶシステム。品詞ごとに定めたカードの形や、その並び順によって、文法を理解することができる。また、活用や敬語など、表現ごとに定めた教師のジェスチャーによって、動作とともに文法を覚えることができる。さらに、単語の発音練習などを、スマートフォンのアプリによる学習や動画コンテンツによって学ぶことができる。
また、同時に対面型の授業でのロールプレイを組み合わせることによって、さらに効率的な学習を進めることができる。同校ではこれを「ブレンド型」授業と呼んでいる。
学習記録がクラウドに記録されるため、自宅のパソコンで学習した続きを、スマートフォンから学習するなど、学習者のニーズに合わせて効率的に学ぶことができる。
期待される今後の展開
今後は、学ぶことのできる日本語のレベルを中級やビジネスレベルへ拡大するとともに、中国や香港などでも、「ブレンド型授業」のサービスを展開していくという。

新宿日本語学校 プレスリリース
http://www.sng.ac.jp/japanese/news_detail/