法令の改正を踏まえた内容
日本建築士会連合会は8日、仙台市内で宮城県建築士連合会と共催で、建築物の天井脱落防止対策に関する講習会を開催した。
国土交通省では、天井の脱落対策にかかる基準を定め、新築建築物への適合を義務付けた法令を昨年改正した。平成26年の4月から施行される予定となっている。この内容を改めて理解し、実務に生かしていくための講習という位置づけだ。
充実の3部構成
講習会は3部構成。
まず、国土交通省が作成した、天井の脱落対策に関係する技術基準の解説と資料を含む「建築物の天井脱落対策にかかる技術基準解説書」について、担当官による内容説明のDVDを上映。
次に、建築士会連合会の講師による、東日本大震災による非構造物の被害状況と天井落下実験とその解説に関するDVDも上映した。
さらに、文部科学省の担当官による「学校施設における天井等落下防止対策のための手引き」について、直接の講義による解説があった。
今回の定員は100名で先着順としており、講座は宮城県での開催のみとした。

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