活用校数、過去最高に
国際ビジネスコミュニケーション協会は、全国の大学・短期大学・高等専門学校において、入学試験と単位認定の両方で、TOEICを活用した学校数が、過去最高となったことを、3月24日に発表した。
当協会が、TOEICテストの活用状況について、全国の大学・短大・高専に対して、2013年度の入学試験や単位認定についての調査を行った結果だ。
(画像はホームページより)
全国の大学・短大・高専の57%がTOEICテストを活用し、特に、高専の87%、大学の64%において、活用されていることが分かった。
一般入試、推薦入試、AO入試などの入試や単位認定で、TOEICテストを活用している大学は482校、短期大学は129校、高等専門学校は50校の計661校、という結果であった。
活用校、なぜ増加?
TOEICを、入試で活用していると答えた学校は、前年度から58校増えた。単位認定で活用していると答えた学校数は、前年度から7校の増加であった。
なぜ活用校が増加しているのか。調査は2003年に開始された。調査開始当時は、大学の一部文系の学部が、TOEICを導入していた。現在では、理系でも、導入が広がっている。また、活用方法も入試だけでなく、クラス分け、卒業の要件など様々だ。
より実践的な英語力の習得が、求められている。これが、活用校が増加した理由の一つではないかと考えられる。また学校側が、優秀な学生を確保するために、目安としてTOEICを活用しているようだ。

国際ビジネスコミュニケーション協会
http://www.toeic.or.jp/当協会のプレスリリース
http://www.toeic.or.jp/press/2013/p009.html