商住一体型の民家
京都の持つ魅力の1つとして、「古き佳き時代の面影を残す町並み」を上げることができると思います。
発生は平安時代にまで遡るようですが、現在残る町家の原型が形作られたのは江戸時代後期だとか。
「間口が狭く、奥へ長い家の造り」「出格子」「箪笥階段」
「美しい下地窓」「犬矢来」・・・それぞれに理由があって時代と共に築き上げられていった伝統の家。
同じものを現代において新築するのは難しいらしく、代わりにリノベーション、再生させる動きが目を惹きます。
建物は基礎、基本的な構造部がしっかりしていれば修復再生は可能なのでしょうが、この「基礎」からして長らく受け継がれてきた工法とは違うようで、驚きです。
ということで、今回は「
京町家検定」をご案内します。残念ながら「初級編」は終了してしまいました。「上級編」は6月7日から実施予定、秋~冬に「初級編」が行われる見込みです。
京町家に関する「歴史」「意匠」「建築」「生活」から50問が出題、4択形式、申し込み不要のWeb試験です。
概要はこちら。
現在京都市によって町家の再調査が行われている模様で、エコ後押しもあり保存、再生への動きが加速されるのではないか、そんな気がします。
(編集部 検定小町)
『
京町家検定』
主催:京町家検定委員会
受験費用:無料
受験期間:6月7日~7月5日(上級編)