放射線測定場所をなぜ公表しないのか?
文部科学省のホームページでは、全国の放射線のモニタリングデータを連日公表している。ところが、文部科学省はホームページに掲載している放射線量の測定場所を一部明らかにしていないと6日付けで報道された。
公表していないのは文科省が大学などの協力を得て測定・発表している空間放射線量。東京都内では文京区、目黒区、港区、府中市、八王子市の5区市。大学名などは公表しないという。
測定用モニターが建物の屋上に設置されている場合、放射性物質は地上に降り積もるため、計測データに開きが出ることがある。同省の隠蔽に批判の声が上がりそうだ。
自衛策?子どもでもわかる!『放射能ってなに?』
連日、福島の原子力発電所事故による、放射能・放射線の報道がやむことがない。外部被爆、内部被爆、ベクトルにシーベルト。セシュウム、ウラン。しかし、私たちは放射能について何か知っているかといわれると、自信がないものだ。
基本に戻って放射能について学ぼう。
長崎の原爆をテーマに放射能関係の漫画を書き続けてきた 境野米子氏は子ども向けに、放射能のことを優しく学べるようにと、漫画、イラストで放射能について詳しく書かれた冊子を、自身のブログで無料公開している。
どうすれば外部被爆しないのか。内部被爆を防ぐには?水道水の放射能物質をある程度吸い取ってくれる方法や、ヨウ素を多く含む食品の紹介など、長期的に付き合わなければならない放射能対策情報もある。
ガーゼかお茶パックに1グラムの炭(粉末)を包み、1リットルの水に一晩入れると、炭が水中の放射線物質をある程度吸い取ってくれます。
吸い取った炭は、3か月ほどベランダなど離れた場に置いてから捨てましょう。
(放射能ってなに?Q&Aより)
放射能に対する正確な情報を知るよい機会かもしれない。本当の情報が交錯する。放射能についての基礎知識を、自分自身に、子どもたちにも伝えたいものだ。
境野米子の自然暮らし 丸い地球のうた(冊子:放射能ってなに?はこちら)文部科学省ホームページ