マヤ暦が終わる2012年12月21日に...
2012年12月21日、この世が滅びる。そんな終末思想信奉者がフランス南部の村ビュガラッシュに集まってきているという。ビュガラッシュはフランス南部に位置するラングドック=ルシヨン地域圏、オード県、リムー郡に属する人口200人の小さな村だ。
この、終末思想信奉者がいう2012年12月21日とは、現存するマヤ歴が終了する日。2009年公開の「2012」(監督:ローランド・エメリッヒ)はこれを題材としている映画だ。 ただ、多くのマヤ文明研究家の間では現サイクルが終了しても新しいサイクルに入るだけで永遠に終わらないという見解が主流。終末説を否定している。
2012年12月21日を笑顔で迎えよう!
マヤ考古学者 中村誠一氏のホームページには、子どもから大人まで楽しめるマヤ文明情報が豊富に掲載されている。
マヤ文明(ぶんめい)はいつごろのことですか?
マヤ文明が栄えた地域に人が住み始めたのは、紀元前1550年ころのこと。紀元前(きげんぜん)400年ごろになると、熱帯雨林(ねったいうりん)の中に最初の文明社会(ぶんめいしゃかい)が始まったと考えられていて、それから16世紀にスペイン人に征服(せいふく)されるまで続いたんだ。
マヤ地域(ちいき)と呼ばれているこの地域には、たくさんの都市国家(としこっか)が生まれては消えていった。
大きなピラミッドやたくさんの石碑(せきひ)がたてられて文明が一番栄えたのはだいたい3世紀から10世紀くらいまで、日本の古墳時代から平安時代の最初くらいにあたる。
マヤ文明検定!とは?
マヤ文明検定は4級(難易度:低)・3級(難易度:中)80パーセント以上の正確率で合格となる。何度でも挑戦可能。基本的マヤ文明知識を身につけられる。
中村氏は『マヤ文明を掘る-コパン王国の物語-』(NHKブックス)、『マヤ文明はなぜ滅んだか?』(ニュートンプレス)などを発表しているこちらもあわせて読みたい。
※ 中村誠一氏
(マヤ考古学者・サイバー大学マヤ文明世界遺産研究所所長・早稲田大学比較考古学研究所客員教授)
マヤ文明に挑む マヤ考古学者中村誠一マヤ文明検定ビュガラッシュ村公式サイト(フランス語)