家事メン目指して、男性向け検定を福井県が実施
2012年度に
福井県が全国で初めて男性を対象にした「
家事チャレンジ検定」を今夏スタートさせる。
福井県は、総務省が2006年に実施した社会生活基本調査において、県内の女性の余暇活動時間が全国42位と低く、反対にしごとや家事時間が全国3位と長かった。
そこで福井県独自の「
家事チャレンジ検定」を実施することで、男性の家事参加を促し女性のゆとり時間を増やすのが狙いだという。
検定内容
●筆記試験・・
家事全般(料理、洗濯、掃除、収納など)の科目から出題。問題を福井県の公式サイトに掲載し、解答は郵送で受付、合否判定する。
●
実技試験・・筆記試験合格者が参加出来、料理(卵焼きなど)を会場で実際に作り、技術や出来栄えを審査。合格者には
証明書や調理や食事で使える
伝統工芸品が贈られる予定。
今夏ごろに、男性の家庭料理研究家を招き、トークショーを開催、検定をスタートさせる。
応募資格は県内外を問わず、既婚未婚も問わない。13年度以降の計画
2013年度以降、福井県は野菜収穫や調理を体験する
父子向けのツアーを計画し、県の取り組みを料理雑誌や芸能人とのタイアップで全国発信するという。
総務省の「
平成18年、社会生活基本調査」では、男性が家事(買い物や育児、介護、看護も含む)に携わる1日当たりの時間は、徳島がトップで長野、岐阜、山口、高知と続く。また、最下位は佐賀と香川で青森、石川、京都、大阪となっている。
ちなみに男性が家事にかける時間については、日本は世界で一番短いとも言われている。日本での自治体初の取り組み「
家事チャレンジ検定」のこれからの展開が楽しみだ。

福井県 公式サイト
http://www.pref.fukui.jp/index.html福井新聞
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/33673.html