日本語が分からないのに自動車免許学科試験に合格した中国人のカンニング手口
今年、6月に東京都で日本語が分からない中国人が、運転免許取得のための
学科試験中にカンニングを行い、満点に近い成績で合格した。
不正に免許証を取得した中国人は道交法違反(免許証不正取得)の容疑で逮捕されるという事件が起きた。
写真と記事は関係ありません。
カンニングの巧妙な手口
7月7日の産経ニュースが、驚くべき
カンニングの手口などを詳しく報道している。
逮捕された中国人男性は、両耳の鼓膜には
極小無線イヤホンを貼り、首から
小型マイクをぶら下げ、
携帯電話も、上着の内ポケットに入れて、小型マイクと配線でつないでいた。
受験した中国男性に携帯で解答を指示していたと思われる
張容疑者も逮捕されたが、張容疑者の自宅からは
カンニングビジネスをしていたと思われるような証拠(過去の試験問題・無線イヤホンなど)が見つかったという。
事前に学科問題を入手?
張容疑者は事前に手に入れた問題を次々携帯電話で読み上げ、受験者は該当する問題があれば
咳払いで合図し、正解を得る。試験は2択式の解答が多く、正解を教えるのは簡単だったという。
報酬は十数万円!
調べに対し黙秘している張容疑者は日本語が出来なくても運転免許学科試験に合格させてくれる男として、中国人の間では知られていることから余罪があると思われる。
学科試験問題は持ち帰ることが出来ないことから、張容疑者が過去の試験問題を小型カメラで盗撮したなどの方法が考えられるというが、問題の入手方法はまだ分かっていないようだ。
今後の試験の取り組みは?
警視庁運転免許本部は、試験問題の変更や都内全会場での受験者には筆記用語を貸し出して
私物の使用を禁止。試験管の巡視体制も見直す予定。一部の他県のように、
中国語の問題の配布も検討。
また、会場での携帯電話の使用禁止ポスターを英語や中国語でも作成予定するなど再発防止に力を入れ、
電波遮断の導入も検討しているという。
近年の犯罪は
ハイテク化しており、思わぬ事件が起きた後に行政が対処していくパターンが目立つ。今回の事件も、もう一歩先を見越した対策を施して再発防止に努めて欲しい。
【関連リンク】
運転免許の学科試験に咳払い・無線イヤホンカンニング!
http://www.kentei-news.com
産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com